【観劇】『カリスマ de ステージ』【やばいぞ〜えぐいぞ〜】

『カリスマ de ステージ』観劇しました。

原作はヒプノシスマイク」と同じチームがプロデュースする「超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』」。YouTubeでの配信をメインとした作品です。

 

※舞台&原作のネタバレ注意です。

 

公式サイトはこちら

https://charisma-de-stage.com

 

ざっくりあらすじ

正邪/秩序/服従/反発/内罰/自愛/性

7つの属性のカリスマ達がシェアハウスをする中で自分のカリスマを高めていく(カリスマチャージ)物語。基本ほのぼのコメディ。

 

会場「Theater Mixa」

池袋のサンシャイン通りにあるアクセス抜群の会場。椅子広い!サイドに手摺りある!キャパ300なのに2階席が3列あるよ!でも小さいから最後列でも双眼鏡無しで表情が見える◎

2階席は椅子の座面が高くなっていて足がブラーンと浮くのでびっくりしました。よっぽど足が長い人で厚底を履いてない限り浮くと思います。椅子の座り心地が良いので問題は無しです。中央にカメラと思われる機材がでっぱっていたので最前列ど真ん中の人はめちゃくちゃ邪魔だったと思います。2階はセンターから少しずれた方が良く見えるかも。

トイレの数は確か女性7個だったと思います。上演に間に合うか心配な方は早めに向かうか、近隣のトイレを使用しましょう。

 

上演時間

約1時間45分(休憩無し)。

あっっっというまです。構成としては、

  • 全員曲①
  • ショートストーリー×7(カリスマの紹介)
  • 全員曲②
  • 全員登場ストーリー×2
  • 全員曲③
  • オリジナルライブ曲×3

という感じです。全員曲②③の時は拍手で盛り上がっていました。最後のライブ3曲はペンライトと声出しOKなので、カリスマ達と一緒に思い切り楽しみましょう!

ストーリーは原作に忠実です。また、キャストの見た目や演技のクオリティが非常に高いので、気が付いたら配信リピートして箱推しになります。脚本・演出がAD-LIVEなどに携わっている川尻さんなので非常にコメディ色が強いです。舞台化が難しい部分さえも笑いに変えてくるので、原作で予習してても不意打ちに耐えられません笑

 

物販

チケットを持っている人は当日に事前販売、持ってない人は上演中に購入することが出来ます。ランダムブロマイド、ランダムアクスタはほぼ毎公演売切れていますね。あとはペンライトと個ブロが日によって売切れています。公演期間前半は天堂天彦の売切が多いな〜と思っていましたが後半になるにつれて天彦以外の売切が多くなってきました。

列形成が物販開始時間の10分前なので、それまでに会場付近に固まっているとスタッフさんに怒られます。時間になったら一階にいるスタッフさんが道路の辺りで集合をかけるので待っていた全員がダッシュする有様です。サンシャイン側に向かって一列に並ぶように促され、階段で6階に向かいます。ここでチケットの確認をされるので用意しておきましょう。

 

キャスト別の感想

伊藤ふみや(坂下陽春)

正邪のカリスマ。オレンジのジャンパーが特徴の主人公ポジション。全員曲のダンスでも1人だけダルダルと踊っていますが、実はカリスマ達をシェアハウスに集めた張本人です。19歳で無表情、甘いもの大好き。舞台ではホールケーキの苺の数を数えてました。可愛すぎる。

とにかく坂下さんのお肌がきれいで細くて首筋から鎖骨がゴツゴツしているのがとってもセクシーです。ふみや君スタイルの男性客、けっこういらっしゃいました。

 

草薙理解(岩田知樹

秩序のカリスマ。首からホイッスルを下げて秩序が乱れると感じたら「ピー!!」と鳴らします。カリスマ達のコンプラ違反やR指定になりそうな発言もホイッスルで誤魔化します笑

ちょっと原作より癖のある喋り方をしていますが、そうでなくても他のカリスマ達にウザがられているのでちょうど良いのかも。めちゃくちゃキレのあるお手本のようなダンスが必見です。

 

本橋依央利(持田悠生)

服従のカリスマ。住民達と奴隷契約を交わす自称国民の犬。あくまで自発的な奴隷でありシェアハウスの炊事や洗濯担当です。負荷が足りないと「もっとこきつかって!」とさらなる負荷を要求します。

舞台では天彦とアスパラガスの曲を歌ったり早口言葉に巻き込まれています。他のカリスマが変人すぎて一見まともに見えますが、可愛い顔をしているのにケツキックに「ありがとう❤︎」と返すあたりかなりの変人。でも原作曰くMではないそうです。本当かなあ…?笑

 

猿川慧(寶珠山駿)

反発のカリスマ。「やれ」と言われたらやらない、「やるな」と言われたらやる。非常にシンプルな原理のため、作中では良いようにコントロールされています。本人は生き辛いと嘆いています。

かなり原作まんまのビジュアル、そしてキャラクターです。椅子の座り方、粗暴な所作、カテコで1人勝手にいなくなる所まで完璧です。ライブパートでは理解お兄さんとテラ君と一緒にエクササイズを教えてくれます。

 

湊大瀬(露口祐斗)

内罰のカリスマ。自分の事をクソ吉だとか長々と自虐し、ツッコまれるとすぐ死のうとします。首吊り縄、自殺用ナイフ、変な薬などなんでも出てきます。むしろ死のうとする意志が強すぎる。

声聞いた時原作まんますぎでは!?とびっくりしました。ビジュアルもまんまです。全員曲の時に一瞬ですがキレッキレのダンスを披露していたので必見です。ただ誰かのパートのバックでやっていたのでカメラに映ってるかどうか…。

 

テラ(丸山和志)

自愛のカリスマ。自分が大好きすぎて常に鏡を見ています。美しすぎて鼻血は週4、しかもダブル。じゃんけんしよっか?と言って鏡の中のテラ君に勝ったり、テラ君から電話がかかってきたり、もはやホラーと化しています。

ノースリーブでハイヒールの衣装が似合いすぎて…これは見惚れる…。仲間思いだし常識人だし鏡さえ無ければもしかしたら一番まともな人なのかも?

 

天堂天彦(田中涼星)

性のカリスマ。お待たせしました、みなさん大好き天堂天彦です。職業は世界セクシー大使。彼が出るとYouTubeのコメントがざわつきます。特技がポールダンスのため舞台にもポールが置いてあります。ちなみに他のキャストもちょこちょこ使います。

紹介ショートストーリーがお風呂シーンなのでシャツ一枚の登場(下半身は自主規制)からのセクシーダンス、そして生着替えタイムと濃密なセクシーを堪能できます。初日配信で依央利くんが「一番重いのここに置いておきます」と言っていたので何かと思ったらライトでした。

 

まとめ

カリスマチャージがMAXに達した時、カリスマ達が覚醒するのですがそこまでは描かれませんでした。「カリスマチャージとは何なのか」というナレーションが入ったので続編に期待ですね!底なし沼な舞台でした…今から見る皆様、気を付けて〜〜〜!!!

 

【観劇】舞台『地獄楽』【ジャンプの異色ファンタジー】

舞台『地獄楽』観劇しました。

原作は読んでましたが、そもそもアニメ化できる?って内容なのにまさか先に舞台化するとは……

しかも『青の炎』でたいへん独創性のある演出で印象的だった加古臨王さんが演出だと!?観るしかねえ!!

 

ストーリーにはそこまで触れていませんが一部ネタバレ注意です。

 

公式サイトはこちら

https://jigokuraku-stage.jp

 

上演時間

2時間15分(休憩無し)。

原作にはキリがいいシーンが無いです笑 いったいどこで終わるのか、無理やり最後まで行くのかと思いきや6巻の真ん中あたりまででした。原作は全13巻なのでちょうど真ん中でぶっつり切った感じ。後半やってくれますかね?期待です

 

原作との違い

人もストーリーもだいぶ端折っています。

 

  • 死罪人の数
  • 天仙様の個人名
  • メイの正体と役割
  • タオの修行である導引・胎息・守一・周天・房中術

房中術については触れないだろうなあと思ってましたが案の定。残酷さは増しますが、より人を選ぶ作品になってしまうので避けたのでしょう。(それでも気になる方は原作にて)

 

忍びの術は文字でスクリーンに出ますし、世界観はじゅうぶんに表現されています。これ以上情報を入れると観る側が「???」になってしまうので、ちょうど良い端折り具合かなと思いました。

 

演出

めちゃくちゃ客席使います。まず死罪人達が島に行くシーンで、魚や仏像の被り物をした不気味な集団が花びらを撒いたり蝶を揺らしながら練り歩きます。(劇団四季のライオンキングでアンサンブルが蝶がパタパタする演出を超不気味にした感じ)天仙様や他のキャストも歩いたり殺陣をしたりしていました。

 

三味線と琴は生演奏で、三味線の方は島のシーンで舞台上から客席の前方下手にある台に移動します。

大きめの化け物や忍術はプロジェクションマッピング多様です。特に忍術はちゃんと名称が文字で出ていました。原作を読んでいても口語だけじゃ難しいですもんね。

 

そして天仙様の表現が独特です。全員が同じ容姿ということで高橋健介くん1人が演じていますが、①アンサンブルが6人+高橋健介くん本人がいるパターン、②高橋健介くんが直接1人の天仙様を演じる2パターンがあります。後者は主に戦闘シーンです。どちらの場合でも声は全て健介くんです。

 

キャスト別の感想

画眉丸(木津つばさ)

なんでしょうねこの……づっつーの天性の主役感というか……役作りと演技力がとにかくすごいんですよ。殺しに何も感じない「がらんどう」な一面と妻に会いたい人間味を両方演じなければならないし、アクションもめちゃくちゃ動く上に忍法の技数も多い。それを全てこなすのが彼です。アクションなんて舞台の端から端まで滑り込むんですから全く目が離せないですね。

 

山田浅ェ門 佐切(白本彩奈

原作イメージより可愛らしい高めの声だなあと思いきや、殺陣の鋭さの恐ろしさ……。殺陣の経験が少ない5名が稽古に先行して殺陣訓練を行ったそうですが、白本さんもそうでしたよね?冒頭の画眉丸とのガチ戦闘凄すぎません!?今回のキャストは殺陣が本当に凄いんです。

 

亜左 弔兵衛(松島勇之介)

声がデカい!!!!!!!!(褒めてます)稽古場でも皆さん思ってたみたいで笑

顔も二枚目だし一貫して弟を守るその漢気に惚れそうです。植物化して枝がウネウネするシーンはどうするのかな〜と気になってましたがそこは背景の映像との合わせ技で。

 

山田浅ェ門 桐馬(田淵累生)

僕は兄さんの一部で兄さんは僕の全て、という感じがひしひしと伝わる演技でした。兄さんを尊敬し従う忠実な弟です。最後の方は兄さんと別れてしまったのでずっと項垂れてました。

 

杠(太田夢莉

個人的にトップクラスのはまり役です。袴のスリットの部分、肌色のタイツを履いてるとわかっていてもドキドキしますね、つい双眼鏡でガン見してしまいます笑 稽古中にキャストに囲まれながら側転を練習していたらしく、太郎くん曰くキャンプファイヤーのようだったとか🔥

 

山田浅ェ門 士遠(中村太郎

太郎くんめっっっちゃ合ってます。安心感のある強くて優しい先生まんまです。素のおちゃめな太郎くんとのギャップがありすぎます笑 ヌルガイと喋る時に目線を合わせていたのは先生なりのギャグ?優しさですかね?

 

山田浅ェ門 典坐(飯山裕太)

ヌルガイと脱出しようと小舟に乗った先で海洋生物に襲われます。腕に触手をつけたアンサンブルの方達がヌルヌルしながら襲ってくるんですが、早業が自慢のキャラなので凄い殺陣が早いです。実は生きててヌルガイとゴールインしたりしませんかねえ😭

 

ヌルガイ(吉浜あずさ)

25歳とは思えない若々しさ。オープニングで階段の8段目?ぐらいから飛んでました。四つん這いでの戦闘など山の民らしいアクションが凄いです。典坐を失った時の叫びが辛すぎて……

 

民谷 巌鉄斎(郷本直也)

まだまだ少ししか出ていないんですが付知とのコンビが唯一のギャグシーンなので重宝キャラです笑 この髭と眉毛が似合うの凄いですね。

 

山田浅ェ門 付知(宮崎 湧)

殺陣経験が殆どない上に二刀流のキャラですが、抜刀や納刀がめちゃくちゃスムーズでびっくりしました。エーステのバクステでちょっと変わった子のイメージがあるので、今回のマッドサイエンティスト気質が似合っています。

 

山田浅ェ門 仙汰(森 さとる)

あまり原作で抜刀しているシーンが無かった気がします。舞台では浅ェ門が一斉に抜刀するシーンがあるのでギャップが格好良かったです。

 

メイ(澤田理央・高乘蒼葉)

顔サイドの髪がバラつかないよう固められているのですが、キングダムの政と同じだ〜なんて思ってました笑

原作では力を使うと体が成長しますが舞台では体に植物が巻き付いていきます。タオの説明の「ツヨイツヨイダメ」が原作まんまで超可愛かったです。

 

天仙(高橋健介

顔が良い。嗚呼顔が良い。顔が良い。

まさか7人全て演じるとは思いませんでした。しかも男と女に入れ替わる時も声色を変えています。初めて高橋健介すごいって思いました(褒めてます)。

アクションでは殴られても切られても回復する上、攻撃も含めて動きが人一倍難しいですが難なくこなしています。今回実際に役の姿として出るのはリエン・ヂュジン・ムーダンの3人です。

 

まとめ

アフタートークも沢山あって、出来れば毎回聞きたかった!色んな相手と戦闘を行うのでどんな感じで稽古が行われているのでしょうね?非常に気になります。

そしてやっぱり加古臨王さんの演出ひじょーーーに好みです。地獄楽後編、または新作を期待しております!

 

 

【観劇】ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』【生演奏】

観てきました。

なんと明治座✨初✨のオーケストラピットによる生演奏。そして豪華舞台俳優陣というキャスティングに期待大。

Wキャストはスクアドラ ロッサで観劇しました。忖度なしで感想書いていきます。ネタバレ注意です!公式サイトはこちら↓

https://www.cesare-stage.com

 

明治座到着

原作未読。なんとなくタイトルも作者さんも知ってるけどストーリーはわからないまま観に行きました。上映前の幕に時代背景と簡単なあらすじが文章になって映されています。なるほど15世紀のルネサンスかあ〜衣装が煌びやかでアツい時代だな〜と思いながら始まるのを待ってました。上演5分前には教会の鐘が!凝ってる〜!

平日のマチネだったので1階席は8割、2階席は5割、3階席は3割程度の埋まりぐあいでした。50〜60代の女性が多いかな?という印象。

壁にすごいの出来てる…。荒牧くんの見つけました。ファンの方探してみてください笑

2階だったのでオーケストラピットがめちゃくちゃ見える!ピアノの方が弾いてない間は指揮してました。オケピが出来るまでの映像が公開されていますが、まさか一階の客席より下の位置にこんな大掛かりなものを作ったとは…そして過去に例が無かったという点も驚きです。映像は公式サイトに載ってます↓

https://www.cesare-stage.com/movie

 

第一幕(75分)

チェーザレラテン語カエサル。」

言われてみればサイトのURLもカエサル16歳と聞いて、え嘘やろ!?と思ってしまいました中川さんファンの方すみません。チェーザレの通う大学では若者たちが学んでいますが、しょっちゅう派閥や国の違いで喧嘩したり、一方では勉学やディベートに励んだり、若者らしいと言えばらしい生活をおくっています。

かなり歌のシーンが多くて嬉しい限りです。岡さん歌うま〜〜〜〜知ってたけど〜〜〜〜😭 もうメインキャストの方々が上手すぎて召されます。お祭りのシーンなどアンサンブルの方々が加わるとより一層華やかで盛り上がりますねー!観客の皆さん手拍子してなかったけど許されるなら手拍子したい…!チェーザレがアンジェロを連れて平民に混じってお祭りを楽しむシーンはこっちも楽しくなりました。ミュージカルの醍醐味!!って感じです。

場面転換の部分で壁に地名を出したり、プロジェクションマッピングを上手く馴染ませて使っていました。冒頭の乗馬シーンだけは映像なので違和感あるな〜と最初は思ってましたが、チェーザレとアンジェロの出会いのシーンなので逆に印象的というか、暗点のまま2人が出てきて照明が当たったら舞台上にいる、という演出になるので個人的には良い使い方かなと。

そしてはるちゃんが理想のはるちゃん(まじめver.)でした。政治や争いより美しいものを好む姿勢がステキすぎます。政治上は敵対しているチェーザレに対しても黒髪が美しい!と。大司教の衣装もめちゃくちゃ似合っていました。登場してからしばらく上手側の手前(オケピ横)にいるので、はるちゃんファンの方は上手が見切れない席がオススメです。

各キャストの方の詳しい感想はページ下部に書いていこうと思います。

 

休憩(30分)

今回はコラボの幕間弁当はないんですかね?以前は館内放送で呼び出ししていましたが今回は聞きませんでした。

トイレはそもそも人が少ないのでガラ空きです。劇場でも「オケピが出来るまで」や、練習風景の映像が流れているので皆さん3階の廊下で見ていました。付近にリピーター割引のチラシ発見!頂いていきます。

休憩時間中も3階のお土産売り場が賑わっていましたね。ついつい明治座に来ると何か買って帰りたくなります。あと日替わりジェラートが美味しそうでした。ロビーでも黙食ならOKになったようです。物販はトートバッグやブロマイドが売切でしたがあくまで昼の分で、夜の分や別日はまたあるとのこと。

 

第二幕(90分)

一瞬で終わりました。

最初はテンション高めの曲が続きます。アンリとチェーザレの抗争ではアンリのやられっぷりが…股間はやめてあげてください…笑 稲垣くん身長190cm近くあるのに全く高身長に見えないです。それぐらい小物役が上手いし、階段からゴロゴロ落ちるのは見てて肝を冷やしました。何も知らずに来たジョヴァンニから赤い羽織をパクってアンリと闘牛ごっこをするチェーザレに笑い、闘争慣れしてないので巻き込まれただけで気絶するジョヴァンニにも、坊ちゃんらしさを感じて爆笑しました笑

その後、大学内でアンジェロの評判が高まりメディチ家の工場建設に携わりますが、それをよく思わない者達に放火されてしまいます。放火犯はチェーザレも殺そうとしますがアンジェロがそれを庇い……。

最後にはジョヴァンニがラファエーレに認められて枢機卿となり、チェーザレの独唱が続いて幕が閉じます。カーテンコールは音無し2回、オケピあり1回で最後はオケピのみで閉まりました。岡さんのお辞儀格好良すぎるんですが!

 

キャスト別の感想

チェーザレ中川晃教

16歳に見えないと書きましたがそりゃそうだ!御年40歳!!若く見えるよう声を高めに作ってるのかな?と思いきや、動画を検索して見るともともと高めの方なんですかね?抑揚をつけるためか体力温存のためか、歌声が小さめだったためにオーケストラに負けてしまっている……。第一幕の後半あたりでかなり声を出していたシーンがあって、めちゃくちゃ格好良かったので、あれをもう一度聞きたいです。

演技は申し分なく、自信に満ちた若者像が出ています。「イェルサレムはただの荒地だ」的なことを言ったり、十字軍がムスリムを倒した歴史で盛り上がる人々に「それは違う!」と言い放ったり、頑固な一面も持っています。リーダー気質でアンサンブルの中に紛れても見失わない存在感、さすがの主演でした。

 

ミゲル(橘ケンチ

めちゃくちゃイケメンおる、と思ったらEXILEの方でしたか。だいたいチェーザレと一緒にいるので、台詞量は多くは無いですがよく出てきます。第二幕冒頭のダンスもキレッキレでした。

ただ歌は……決して下手ではないんですが、あのキャスト陣の中では悪目立ちしています。キャラの声が低め、歌声が裏声になっているので、演じているキャラクターのまま歌うという事が出来ていない故に違和感ありありです。一曲しか歌わないのですが、歌無しの方が印象良く終われた気がします。

 

アンジェロ(赤澤遼太郎

自分が個人的に無限の可能性を感じている赤澤くんです笑 アンジェロは序盤からチェーザレと出会い、未知の大学に飛び込んでいく役なので観客に沿ったキャラクターと言えます。その天真爛漫性と裏表の無い素直な性格で色々な人々に好かれて行きます。

思ってたより出ずっぱりですごいなー!と思いました。セルフメイクでかなりチークが入っていますが愛嬌を思わせるキャラなのでとても似合っています。あと最後、生きてて良かった〜〜〜〜〜泣

 

ジョヴァンニ(鍵本輝

序盤は大学内で閣下と呼ばれかなり地位の高い偉ぶった人物なのかと思いきや、喧嘩に巻き込まれて気絶したりその見舞いに来たチェーザレにクッションを投げつけたり、けっこう可愛らしいキャラでした笑

頭も良くて、臆病だけど心優しい性格だそうですが、側近には気をつけねばなりませんね。こういう権力争いが嫌いな人がトップに立って欲しいですねー。

 

ドラギニャッツォ(本田礼生)

劇中で一回もちゃんと名前を聞き取れませんでした笑 「ドラギニャッツォ」ですね。礼生くんは何かと青髪短髪でアクティブな役を良く見ますが、黒髪センターパートのロングめちゃくちゃ似合いますね、ちょっと感動しました笑 そして第二幕まで何の役かわかりませんでしたごめんなさい笑 冷静沈着に喋る姿や、悪役で放火がバレて声を荒げる姿も初めて見ましたので新鮮でした。

ジョヴァンニの側近として側にいたのは純粋に人柄を尊敬してでしょうか、それとも権力のため?背景に重いものを抱えたまま毒を飲んで自害してしまった彼ですが、少しは前者の思いがあったら嬉しいなと思います。

 

ロベルト(健人)

歌を聴いて改めて思いましたがめちゃくちゃ通る良い声をしていますよね、健人さん。刀ステの鶴丸ぐらいでしか観た記憶がないのですが、よくよく思い出すと鶴丸の時も良い声でした。

ロベルトは冒頭でアンジェロが大学に来た時から彼になんでも教えてくれる心優しい青年でしたが、ドラギニャッツォに関わってから不幸な最期を迎えてしまうのが残念でなりません。

 

ダンテ(藤岡正明

チェーザレ達がダンテの『神曲』の授業を受ける際に上段にぬっと現れるのですが、歌唱シーン、1音めから歌うめえーーー!!笑 こんな歌上手いダンテいる!?いねえよなあ!!

衣装の裾部分がボロボロだったりと、もっと良くみれば良かったなと…歌が衝撃的すぎて…。第二幕でチェーザレと一対一で向かい合ったりと何かとキーパーソンなキャラクターです。

 

ロレンツォ(今拓哉

ジョヴァンニのお父様です。イタリア随一の銀行頭取だそうですが、ジョヴァンニが枢機卿になるための問答に銀行が出てきたのは、ロレンツォが頭取だからなんでしょうか?(恐らくそんな気がしますが)

 

ラファエーレ(丘山晴己)

今回すっごく良い声で喋りますね笑 はるちゃんは真面目キャラとふざけキャラ、どちらか極端なキャラを演じることが多い気がします(結局真面目キャラをやっても素はでる)が、今回は結構ずっと真面目路線です。

高さのある白い帽子を被って、真っ赤な衣装を纏った金髪のはるちゃんは完璧な大司教でした。政治的な争いではチェーザレのいるボルジア家から良いイメージを持たれていませんが、本人はただ美しいものが好きなだけの人物で、ボッティチェリなど有名な絵画が見れることにウキウキしているシーンは大層可愛いです笑

 

ハインリッヒ7世(横山だいすけ

横山だいすけ…すごい聞いたことある……と一日中悩んでいたのですが、だいすけお兄さんじゃーん!!!気付くのおっそ!!笑

舞台上ではもう威厳に満ち溢れた方なので全く気が付きませんでした。ただただ歌が上手すぎて声が通り過ぎてびびり倒しておりました。

 

ジュリアーノ(岡幸二郎

かなり目つきの悪いメイクをしており、チェーザレのお父様とバチバチな関係です。故にだいたい一緒に出てきて一緒に歌います笑

第二幕で独唱があるのですが天に召されるかと思いました…岡さんの生歌はただでさえ震えるのにあの長さの独唱……拝むしかありません🙏

 

ロドリーゴ別所哲也

結婚を許されない枢機卿なのにチェーザレを授かっちゃったパパです。幼いチェーザレに英才教育を施し完璧なラテン語を覚えさせたりしていましたが、16歳で反抗期が来てしまいます。ジュリアーノ役の岡さんとのデュオがもう威厳と威圧感と神々しさ満載です。

 

アンリ(稲垣成弥)

第二幕冒頭に出てきてチェーザレ率いるスペイン団に喧嘩をふっかけます。チェーザレ曰く「頭も悪いが諦めも悪い」とのことで、結局ぼこぼこにやられて全治1ヶ月の怪我を負い退場します笑

 

まとめ

いやーあと2回は観たいです笑 スクアドラ ヴェルデで1回、ロッサでもう1回。ヴェルデの方々は名前は見たことあるのですが、実際観劇したことは無いです。ロッサはもう2.5次元お決まりのメンツというか、普段そういうジャンルを観劇している人たちをターゲットにしているキャスティングなので安定感がありますね。

2/5までですが、まだまだ席が余っているので、もっとたくさんの方に観てもらいたい作品です。世界史が苦手でも大丈夫です、ストーリー全然進まないんで!!歌だけ聴いて楽しめます!!!笑

チケットの購入は公式サイトから!↓

https://www.cesare-stage.com/ticketinfo

観劇マナーについての記事も書いてます。良かったらご一読ください。

https://cookie-cocoa.hatenablog.com/entry/2022/12/30/175322

女オタクの黒歴史【偏見・毒舌注意】

オタクに黒歴史はつきものですが、以下が許されるのは中学生までです。気を付けて!

 

■言葉遣い

一人称が「おれ」「ぼく」

一人称が個性的な子、クラスに1人はいませんでしたか?今もこの一人称のあなた、そろそろ「わたし」にしません?

 

はにゃ」「ふえ」

友人の職場のお局様が使っているそうで…聞いただけで鳥肌です。文字でもキツイ。イベントだと学生さんより社会人の方に多い気がしますが若作りなんですかね?手の皺でだいたいの年齢バレますから、どうか気をつけて。

 

早口・大声で喋る

テンション上がるのは良いんですが早口で喋るのはTHE・オタクです。相手の喋るペースにきちんと合わせましょう。興奮して大声を出すのも迷惑です。推しのチェキ会、お渡し会で推し相手にやっていたら…ご愁傷様です。

 

銀魂

小学生〜中学生でたまに見かけるんですが「○○ですかコノヤロー!」的なアレです。銀魂って罪な漫画ですね。

 

■ファッション

ニーハイ・オーバーニーソックス

流行りも過ぎてコスプレ以外ではほとんど見なくなりました。絶対領域に反応する男はヤバい奴しかいませんよ!

 

黒×赤のチェック

これが許されるのは、

  • 久保帯人先生の漫画
  • LiSAのライブグッズ
  • 理系男子大学生

の三つのみです。

 

夏の黒タイツorレギンス

せめて黒ストッキング…もキツいですね。季節感を無視した格好は目立ちます。大丈夫、あなたの足は綺麗です。どうしても隠したければ夏色カラーのロングスカートにしましょう。

 

以上、女オタクの黒歴史でした!

お姉さん系オタクあるある【偏見・毒舌注意】

モデル体型でオタクっぽくない服装の方を勝手に「お姉さん系オタク」と呼んでいますが、自分が見かけた彼女たちのあるあるについてまとめます。

※完全な偏見です。

 

  • 厚底を履くと逆にスタイルが悪く見えるほど元のスタイルが良い。
  • コミケの待機列が進む時に女オタクたちから羨望の眼差しが向けられる。もはや背景がビッグサイトではなく丸の内に見えるが、カバンにしっかり推しがいたりする。
  • 服装は全くオタク要素がないオフィスカジュアル寄りのフェミニン。
  • ナチュラルメイクなのにまつ毛バッサバサで、髪はサラサラのストレート。
  • なぜか多くがレイヤーさんじゃない。
  • イベントにはお一人様参加が多いので、来る場所を間違えてないか外野が勝手に不安になる。
  • 喋ると人見知りの早口オタクが垣間見える時がある。

 

オタクの憧れ、お姉さん系オタクあるあるでした!

初心者も熟練者も必読!意外と守れてない観劇マナー【厳しめ】

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マナーってめちゃくちゃ気になりませんか?

自分は年間20本程度の舞台を観劇していますが、マナーが気になる時がたびたびあります。

  • 「はじめて舞台を見る」
  • 「他人や自分のマナーが気になる」

上記の方はぜひご参考ください!

 

■基本のマナー

前のめりにならない

椅子に背中をつけて観劇しましょう。前のめりになると後ろの人が見えるステージの面積が減ります。めっちゃ減ります。着物の人は帯に気をつけて下さい。

 

スマホは電源を切る

公演中のスマホ使用は厳禁です。音が鳴らないよう注意しましょう。機内モードにしていてもアラームが鳴ってしまった、など注意が必要です。またバイブも静かな劇場では非常に響きます(本人は気にならないのかマジでうるさい時ありました。キレそうでした)。サイレントマナーにするか電源から切りましょう。

 

会場内は撮影NG

基本的に舞台では写真撮影NGです。宝塚などルールが異なる作品もあるので、会場の貼り紙やアナウンスに注意しましょう。動画?論外ですよ??

 

席では脱帽する

支障が無い限り脱帽して下さい、というかマナーとして室内は脱帽しましょう。後ろの人の視界の妨げになります。多くの場合、最後列でもスタッフさんに注意されてます。

 

頭上でのお団子・アップの髪型は避ける

これも帽子と同じで後ろの方の視界を妨げないためです。意外とマダムや和服の人が高めのアップをしがちなので気をつけて下さい。出来ればツインテールも横に広がるので避けた方が良いです。

 

観客同士の席交換は禁止

トラブルの元になるので運営側から注意が出ることが多いです。知り合いならまだしも他人との席交換はハイリスクです。また、勝手に席を移動してそれを観客が注意してトラブルになり、開始が遅れた公演がありました。問題を発見した際には必ずスタッフから注意してもらって下さい。

 

通路はできるだけ空ける

劇場の前の椅子との間隔ってものすっっっっごい狭いです。身長190cmの人が座ったら膝つくんじゃない?ってレベルです。下に荷物を置くのは良いですが人が通る時は避けてあげましょう。たまに意地でも避けない人がいますが踏んで良いです。踏むしかないので。

 

■主に2.5次元

ペンライト

胸の前で前後にゆっくり振りましょう。左右だと両隣や後ろの席の方の迷惑になります。また激しめに振る人がいますが、同列の椅子が揺れてマジで酔うのでやめて下さい。持ち込み本数と、公演中に同時に振って良い本数が異なる場合があるのでしっかり確認しましょう。頭上で振ったりUOグルグルしている人、二度と観劇しないで下さい。

それから意地でも推し色を消さず膝に置いている人がいますが、あれかなり目立ちます。ステージにいるキャラを応援して下さい。消灯指示があったら消灯。できないなら自宅で応援上映して下さい。

 

うちわ

自身の体の前に置きましょう。左右にはみだすと後ろの方の視界を妨げます(特に2階席など段差がある席)。基本的には舞台の公式サイトにサイズや枚数のルールがありますので、必ず守るようにして下さい。

 

物を落とす音

ペンライトやら双眼鏡やら落とすとすごーく音が響きます。そして周囲の方から注目されます。応援グッズは無理に膝に置かずミニバッグを持参して入れるか、しっかり手首に紐を通して落とさないようにして下さい。

 

会場の外での態度

常に推しに見られてると思って下さい。せっかく可愛らしい格好をしてるのに座り込みなんて、お山から来たんですか?マナー以前に育ちを疑います。開場前・開演後は劇場付近の道路に溜まらないようにして下さい。また近くのカフェに寄るのは良いですが、盛り上がりすぎて大声になってませんか?迷惑なキモオタ呼ばわりされないよう気をつけましょう。

 

■ここまで気にして欲しい

靴の臭い・体臭・香水

段差がある劇場で後ろの席の人の靴臭がやばかったことがあります。冬は特に蒸れるので普段から消臭しましょう。ドンキに売ってる粉タイプの消臭剤がオススメです。夏場はできるだけ汗拭きシートやドライシャンプーを使用しましょう。強すぎる香水も避けて下さい。

 

咳・くしゃみ・鼻をすする音

多少の咳は大丈夫ですがコロナ禍ですし止まらないようなら観劇は控えましょう。くしゃみもできるだけ小さくして下さい。また、泣いてるアピールか?ってぐらい大袈裟に鼻をすすっている人、まわりの方々はうんざり萎えています。お上品におティッシュでお鼻を抑える程度にとどめていただけると大変助かります。

 

開演してからの着席

電車が止まった、など仕方がない場合もありますが基本的には余裕を持って来場、着席しましょう。開演後に入場するとスタッフさんが懐中電灯で足元を照らしながら進むのでもの凄く目立ちます。あとスタッフさんは実はそんなに席に詳しくないので、迷ったり通路から遠い方から案内される場合があります。観客みんなに注目される覚悟をして下さい。

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